カーボンフットプリント|株式会社テックシンカー
いままで見えていなかった、原材料調達から廃棄までのCO2排出量を見える化することで、より低炭素な社会を実現するための意識変革を全てのステークホルダーに促していきます。
カーボンフットプリント(CFP)
カーボンフットプリントとは、製品の原材料調達から生産、輸送、使用・維持管理、廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの量をCO2に換算し、製品の環境負荷(CO2排出量)を分かりやすく表示する仕組みです。
社会全体に排出削減を推進するためには、脱炭素・低炭素製品が選択されるような市場を創り出していく必要があり、製品単位の排出量を⾒える化する仕組みが不可⽋です。
「より環境負荷の少ない事業の実現」
膜屋根は、他工法より環境負荷が少ない
膜屋根
カーボンフットプリント(CFP)
38.51
ton-CO2
※某駅通路シェルターに設置した建築用テントを基に算出。
算定単位
「某駅通路シェルターに設置した建築用テント」
-
算定段階:原材料調達、生産、輸送、使用・維持管理、廃棄・リサイクル段階
-
主要仕様・諸元:
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施工年月日:2022年07月
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施工地:佐賀県
-
サイズ:6.0m(一部3.0m)×55m
-
製品:建築用テント
-
製品種別:膜構造建築物
-
膜材:PTFE膜
膜屋根を採用すると、
金属屋根より
-74.91
ton-CO2
5,350
本分の杉の年間吸収量に相当
排出削減貢献量(Scope4)は、
※排出削減貢献量(Scope 4)とは、温室効果ガスの排出を「回避」した量を指します。環境配慮型製品を採用することで、地球環境への貢献度を定量化し、製品導入による脱炭素化効果を評価する新たな指標として、注目が高まっています。
CFP算出における製品ライフサイクルと使用したシナリオについて
-
製品種別:膜構造建築物とアルミハニカム建築物
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算定単位:某駅通路シェルターに設置した建築用テントを「PTFE膜」を使用する場合と、「アルミハニカム」を使用する場合とでCO2排出量をそれぞれ算定する
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カットオフ基準:
-
一次データ、二次データが収集できない場合
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各プロセス内で重量比が計5%以下の活動量
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電力などのエネルギーを使用しない、人力による作業
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責任の所在が顧客側にある作業
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人為的損壊や自然災害による損壊
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ライフサイクルフロー:以下の通り
原材料調達
-
原材料(膜材/アルミハニカム、鋼材、塗料など)
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サプライヤーから工場までの輸送
膜屋根
金属屋根
34.12
vs.
106.97
ton-CO2
生産
工場での生産・組立に消費したエネルギー
膜屋根
金属屋根
4.23
vs.
6.25
ton-CO2
輸送
工場から建設現場への輸送
膜屋根
金属屋根
0.01
vs.
0.02
ton-CO2
使用・維持管理
メンテナンスフリー;補修作業は発生しない(人為的損壊や自然災害による損壊は考慮しない)
膜屋根
金属屋根
vs.
0.00
0.00
ton-CO2
廃棄・リサイクル
膜材・アルミハニカムと鋼材のリサイクル
膜屋根
金属屋根
0.15
vs.
0.18
ton-CO2
山口産業株式会社
製造部 部長 山口 信之 コメント
この取り組みでは、CFPの算定・表示を通じて、CFPの取り組み拡大や、取引先による脱炭素に貢献する製品・サービスの選択を促すことを目指しています。
また、この取り組みを通じて、自社でCFP算定に関するノウハウを蓄積し、削減貢献量の評価、バリューチェーン全体における環境負荷ホットスポットの特定を行い、CO2排出量削減の加速及び気候変動対策に対する企業の姿勢を訴求していきたいと考えます。
※この取り組みは、カーボンフットプリントの算出を支援する「株式会社テックシンカー」によりプロデュースされています。